NISAは利益を出さないと意味がない!私がETFに投資するワケ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

NISAでは、「上場株式」「株式投資信託」「ETF(上場投資信託)」「REIT(不動産投資信託)」を運用することが可能です。でもNISAで運用するなら何がいいのだろう、と思っている方も多いのではないでしょうか。

今回は、NISAETFを運用する魅力と注意しなければならないことをお伝えしたいと思います。

1. NISAは利益が出ないと意味がない

NISAのメリットはなんといっても利益に対して課税されないことです。総合口座で出た利益に対しては20%課税されるところ、NISA口座で出た利益に対する課税率は0%!でも裏を返せば、利益が出ないと意味がないということになります。

では、利益を出すにはどうしたらいいのでしょうか。

  • 銀行預金や国債などローリスクローリターン商品は、ほとんど利益になりませんが概ね元本が保証されます。
  • 投資信託やETFなどミドルリスクミドルリターン商品は、大きな利益は狙えませんが大きな損失が出る可能性も低いです。
  • 株式やFXなどハイリスクハイリターン商品は、大きな利益が出る可能性がある一方大きな損失が出る可能性もあります。

投資ですから確実に利益を出す方法はありませんが、値動きがマイルドで比較的利益と損失のバランスが取れたミドルリスクミドルリターンを狙うのがいいでしょう。ミドルリスクミドルリターンの金融商品もいくつかありますが、いろんな面で初心者の方にはETFがおススメです。

なぜETFがいいかって?ETFの魅力については2章でじっくりお伝えします。

2. ETFの魅力

ETFには株式や指数、債券、コモディティなど様々なものが組み込まれているので、個別銘柄の運用に比べてリスクを軽減することができます。そして、株式市場で取引されているので市場が開いている時間帯であればいつでも売買することができます。ETFはリスクを軽減できる投資信託と、取引のしやすい株式、両方のよさを持ち合わせた商品となっています。

2-1. リスクを軽減できる

ETFは複数の個別銘柄で構成されているので、1つの銘柄の価格が大きく変動したり、価値がなくなるといったことがあっても全体への影響は限定的です。投資の基本である分散投資が簡単にできるので、結果としてリスクを軽減することができます。

2-2. 株式市場が開いている間は何度でも取引できる

投資信託の価格は1日に1回だけつきます、つまり1日に1回取引ができます。一方、ETFは株式と同じように市場で売買されていますので、株式相場が開いている間価格は変動し、1日に何度でも取引できます。また、株式と同じような取引が可能なので、いくらになったら買う・売るといった価格指定(指値・逆指値)も可能です。

2-3. 海外への投資も簡単

いきなり海外株式に投資するのは勇気がいりますが、海外ETFなら日本株の市場で手軽に売買できます。海外ETFには様々な海外株式や指数などが組み込まれていますので、海外ETFをポートフォリオに組み込むことで海外へも簡単に投資することができます。

2-4. 少額から運用できる

株取引の場合、銘柄にもよりますが、例えば1500円で1,000口単位の場合、1回の取引で500,000円必要になります。しかし、ETFなら1口単位のものでも23,000円程度で取引されているものなどあり、まとまった資金がなくても少額から運用することができます。

2-5. 低コスト

ETFのコストには、売買手数料と信託報酬(エクスペンスレシオ)があります。

売買手数料は、販売会社ごとに設定されています。国内ETFの場合は国内株、海外ETFの場合は海外株と同等の手数料を設定している会社がほとんどです。NISA口座では国内株取引手数料を0円に設定しているネット証券が複数ありますので、そういった会社の利用を検討してみるのもいいですね。

信託報酬(エクスペンスレシオ)は、銘柄ごとに設定されていて、年率0.080.2%と概ね投資信託の1/5程度です。保有期間中ずっとかかるコストなので、長期保有を予定している場合は、なるべく安いものを選びましょう。

 

3. ETF運用でできないこと

ここまでETFの魅力をお伝えしましたが、次はETFではできないことについてお伝えします。

3-1. 金額指定ができない

投資信託では10,000円分買うといった金額を指定して購入することができますが、ETFは市場で価格が変動するので何円分という買い方はできません。口数指定で購入します。

3-2. 分配金の再投資は自動化されていない

株式の配当金が自動で再投資されないのと同様にETFの分配金も自動で再投資されません。もし分配金を再投資して複利を狙うのであれば、手動で注文を出すことになります。ただし、再投資分もNISAの枠を使うことになりますのでご留意ください。

3-3. 積み立ても手動で

投資信託には積立というサービスがあり、少額ずつコツコツ資産を増やしていくということでとても人気を集めています。しかし、残念ながら今のところETFの積立サービスはありませんので、積み立てたいという方は手動で定期的に購入するという方法を取ることになります。

4. NISAでETFを運用する時の注意点

最後にNISAの非課税メリットを享受するために注意するべき点をお伝えします。

4-1. 分配金は株式比例配分方式(証券口座)で受け取ろう

NISAではETFの分配金も非課税対象です。ただし、受け取り方法によっては課税されてしまうので、注意が必要です。

  • 株式比例配分方式:証券口座で受け取る ⇒ 非課税
  • 配当金領収証方式:ゆうちょ銀行や郵便局で「配当金領収証」を持参して受け取る
  • 登録配当金受領口座方式:銀行口座で受け取る ⇒ 課税

4-2. NISAではリバランスしなくて済むようなポートフォリオを組もう

ちょっと運用してみようかなという方にはあまり影響がないかもしれませんが、NISAをがっつり活用しようと考えている方には、枠をどう使うかがポイントになってきます。普段から総合口座で上手に運用している方は定期的にポートフォリオのリバランスなど行っていると思うのですが、NISA口座でリバランスしようとするとすぐに枠がなくなってしまいます。

また、ETFの場合は株式のように一日に何度も取引ができてしまいますので、デートレードのような取引をしているとあっという間に120万円の枠がなくなってしまいます。デートレードを希望している方は、NISAでなく総合口座で取引をした方がいいかもしれません。

まとめ

いかがでしたか。

NISAのメリットは利益に対して非課税であること、は裏を返せば利益が出ないとメリットを享受できないということになります。5年という限られた運用期間で比較的利益を出しやすいETFは、リスク・取引のしやすさ・コストの面でも使い勝手がいいおススメの商品です。ある程度長期の運用を考えている方は、是非NISAでの運用商品の一つとして検討してみてください。