よくある質問

ETFって何ですか?

ETFは上場投資信託と呼ばれ、その名の通り投資信託が取引所に上場されたものです。証券取引所に上場されているため、普通の株式と同じように売買することができます。
ETFには通常投資対象となる様々指数が存在しており、例えば日経225に投資する、S&P500に投資するといったことが可能です。
不動産やオフィスビルが投資対象となっているものをREIT、様々な金融商品の指数(株、債券、コモディティなど)が投資対象になっているものをETFと呼びます。

ETF投資のメリットは何ですか?

小額から、世界のあらゆる資産に分散投資が可能なことです。一般的に、投資は一つだけの資産や銘柄ではなく、様々なものを組み合わせた方がリスクが安定し、効率よくリターンを得られるとされています(ポートフォリオ理論)。
しかし、実際に様々な金融資産に分散投資をしようとすると莫大な資金と管理コストがかかります。ETFはその両方の悩みを解決してくれる、ハイブリッドな金融商品です。

ETFで投資する対象にはどんなものがありますか?

ETFは上場している投資信託なので、一般の投資信託同様に投資対象は様々です。株、債券を始め現物のコモディティや先物等も対象となります。

どんな銘柄があるの?

S&P500の値動きに投資する「SPY」や、ナクダックの100の企業を集めた「QQQ」、日経225に投資する「1321」、オイルに投資する「USO」などがあります。

ティッカーとは何ですか?

株式やETFに付けられた独自のコードのことです。例えば、トヨタ自動車であれば「7203」、ソフトバンクであれば「9984」など数値がついており、同じように日経225のETFでは「1321」といった番号が付いています。
米国ではアップル社が「AAPL」、マイクロソフトが「MSFT」となっておりS&Pには「SPY」といったアルファベットでついています。

分配金はありますか?

ETFは銘柄により原資産や、運用の仕組みが異なります。株や債券など、もともと原資産に配当やクーポンがあるものに関しては分配金があるものが多いです。

価格はどこで確認できますか?

通常の株式と同じようにETFを取り扱っている紹介会社やYahoo Financeなどでも確認することができます。

ETFの費用について教えてください

売買に関わる手数料とは別にエクスペンスレシオと呼ばれるETF特有の費用がかかります。これは、投資信託の信託報酬に当たる費用に似ていますが、ETFは代理店やセールスマンを介さず直接マーケットで売買が行われ、かつ中身が指数に連動しているため管理コストが低いため、信託報酬に比べかなり費用は安く抑えられる傾向にあります。支払うタイミングが気になるところですが、このエクスペンスレシオは年間でかかるコストなので、どこかで一括計上してしまうと誰かが損をしてしまう事になります。なので投資信託同様、それを日割りにしたものが毎日ETFの価格から少しずつ差し引かれていく仕組みになっています。

投資信託みたいに1日1回しか取引できないの?

上場信託というだけあって、その商品が上場している市場が開いている間はいつでも売買が可能です。

まとまったお金が無いとダメ?

銘柄にもよりますが、基本的に数千円~高くても1万円から投資が可能です。

口数って何?

株式の場合、数える単位は「1株」ですが、投資信託は「1口」となります。
額面は、1口=10,000円など、投資信託ごとにあらかじめ決められております。それぞれの銘柄についている値段は、1口あたりの金額になります。

ETFをつくっているのはだれですか?

世界には5,000を超えるETFが存在し、そのETFを提供しているプロバイダーも無数に存在します。しかしながら、その内訳は上位3社がその他を大きく引き離しており、上位3社で70%近いシェアを占めています。

ブラックロック
世界のETF預かり資産第一位のETFブランドiSharesを運営してします。預かり資産は実に一兆600億ドル、市場の約37%を誇ります。日本でも16銘柄はJDR(海外ETFを信託財産とする受益証券)という形式で東証に上場され日本の株式と同じように売買ができ、海外に上場しているものも約100銘柄が金融庁に届け出をされており、外国株と同様に売買することができます。グローバル全体の銘柄数は700以上、株式・債券だけでなくコモディティやREITといった様々な資産クラスに投資ができる新しい商品を生み出し続けており、名実ともに首位のプロバイダーです。

バンガード
2位はその歴史とコストの安さで知られるバンガード。預かり資産は4,940億ドルで17%以上のシェアを占めています。様々なETFを提供していますが、特にインデックス運用に関しては大のエキスパートです。

ステート・ストリート・グローバルアドバイザーズ
スパイダーの名で親しまれるETFを提供しています。預かり資産は約4,300億ドル、15%のシェアを誇ります。ステートストリートはETF業界のパイオニアとして米国初のETF(現在のSPDR S&P500 ®)を1993年に設定後、現在では220銘柄以上のETFを展開しています。SPYはその歴史の長さもさることながら米国株ETFの中では取引高が最大でスプレッドも狭いため、米国株式に投資するならこれ!といっても過言ではありません。セクター別の銘柄等も十分な取引高がありスプレッドが狭いのが特徴です。

ETFを取引できる会社はどこですか?

国内のETFを取り扱っている証券会社で取引が可能です。オンライン取引ではマネックス証券、SBI証券、楽天証券などで取引することが出来ます。

価格ってリアルタイムに変わるの?

はい。マーケット時間中は株同様リアルタイムで価格が変化します。

専門的な知識が必要?

投資対象が指数で、個別株やFXに比べてリスクがもともと分散されており、出来高の多い銘柄であれば銘柄自体がなくなる心配もないため安心して開始できます。

株式取引の損益と通算できるの?

個人のお客様が株式投資信託を換金した際の譲渡損益および償還時損益は、上場株式等の譲渡所得(申告分離課税)の対象となり、上場株式等の譲渡損益と通算し、申告します。

おすすめのETFはありますか?

国内であれば日経225に投資するETFがオススメです。「1321」「1330」が出来高も多く、安心して取引することができます。
海外ETFに挑戦するのであれば、米国を代表する指数であるS&P500に投資する「SPY」「VOO」がおすすめです。アメリカを代表する指数で、約500銘柄の米国を代表する銘柄に投資する事が可能です。

海外にもETFはあるんですか?

ETFはもともとアメリカで開発された商品で、資金規模は日本の20倍以上、種類も日本とは比べ物にならない程あります。アメリカで過去10年最も成長した金融資産です。

海外のETFを買うにはどうしたらいいですか?

証券会社で海外口座を開き、現地通貨で直接取引します。

レバレッジETFって何ですか?

ETFとETNは何が違うんですか?

ETFは上場投資信託、ETNは指数連動証券で、様々な違いがあります。
代表的なものとして、ETFは上場投資信託なので実際に投資対象となる金融資産に投資し、そこから得たリターンを分配しますが、
ETNは指数連動を保証されている証券(社債券)であり、実際に指数の構成銘柄を組みリれている訳ではありません。

インデックス投資とアクティブ投資の違いを教えてください

インデックス投資はパッシブ投資とも呼ばれ、特定のインデックスに連動した値動きを目指す投資方法です。
それに対しアクティブ投資はベンチマークや市場平均を上回る運用成績を上げることを目標とした運用スタイルです。

ETFをはじめるために必要な準備を教えてください

取り扱いの証券会社で総合口座を開き、その後海外口座を開設することで始めることが可能です。

どんなリスクがあるの?

投資信託は、それぞれ投資対象が異なりますが、何を投資対象としているかにより、注意すべきリスクが異なります。
何を原資産にしているかを知り、上手くリスクと付き合っていくことが必要です。