パフォーマンス通信簿★日経225 VS S&P500 2016年上期の勝者はどっち!?

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2016年もあっという間に半分が過ぎてしまいました。上半期、年明けから中国株が急落し世界に暗雲が・・・と思いきや日本ではマイナス金利を導入したり、つい先日にはイギリスがEUから脱退することが国民投票で決定したりと歴史的な出来事が既に数多くありました。

日本国内のマーケットに目を向けると、シャープが台湾企業のホンハイに買収されたり三菱自動車が不正により日産自動車の傘下に入る事になったことが記憶に新しいかもしれません。

日本のマーケットは今年に入ってから全体的に軟調だった印象がありますが、実際にはどうだったのかを米国のマーケットと比較しながらご紹介します!

 

 

S&P500 VS 日経225

S&P500と日経225はそれぞれ日本とアメリカを代表する株価指数です。

国を代表する指数だけあり、その指数に投資するETF(アメリカ:SPY/SPDR® S&P 500®、日本:1321/日経225連動型上場投資信託、1570 /(NEXT FUNDS)日経平均レバレッジ上場投信など)が、どちらの国でも最も取引量が多く、人気ナンバーワン銘柄となっています。

では、この2つの国を代表する指数の、上半期のパフォーマンスを比較してみましょう。

 

こちらがS&P500と日経225の年初来の比較です。
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青がS&P500赤が日経225なのですが、パフォーマンスはS&P500の圧勝。この半年、世界全体の経済の不透明感からリスクオフの流れが継続しており、リスク回避資産である円への円高圧力が強い状態が続いていました

先ほどの比較にドル円の値動き(緑)を追加すると、円高と株価の相関がよりはっきりとわかります。

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日本は製造業が多く輸出によって利益を得ている企業が沢山あるため株価と円の相関性が強くなると考えられています。円高=輸出企業にとっては不利=業績にも影響が出るだろう、というロジックで日本株が売られてしまうので、どの業種のどの銘柄が下がったせいで、というよりも全体が売られてしまった結果と言えるでしょう。

こちらが、半年でのセクター別リターンです。日経平均株価はセクターという概念が存在しないので参考までにTOPIX(東証1部上場の全銘柄を対象とした指数)のセクターリターンを使用しています。

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いかがですか?見事にマイナスだらけで真っ赤です。日本の上半期の株価のパフォーマンスは、成績表で言うならまさしく「赤点」。世界に不透明感がある限り日本円も日本の株価も影響を受けてしまう事は免れなさそう。株価指数連動のETFに投資するなら米国の方がおすすめです。

 

では逆に、世界全体が軟調な中、このS&P500のパフォーマンスをけん引した銘柄は何だったのでしょうか?まずは、組み入れ比率上位銘柄から見てみましょう。

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組み込み比率トップのアップルは、iPhone7の不振などジョブズがいなくなってから勢いが無くなってきている印象があります。また、同じくハイテク企業のマイクロソフトも上半期は9%の下落。トップ2社は少し残念な結果となっていますがそれ以上に注目していただきたいのがその他の銘柄。なんと、10銘柄中5銘柄が半年で10%以上の成長をしているのです。

 

セクター別・半年間のパフォーマンス対決

セクター別で見ても10業種のうち半分はプラスとなっています。最も伸びが堅調だったのはConsumer Discretionary = 一般消費財セクター。

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いくつもの銘柄が合わさりセクターが構成されているので、もちろんその中には上がる銘柄もあれば下がる銘柄もあるはずなのですが、にもかかわらず全体で10%もの伸びを記録しています。

この一般消費財セクターとは、人々の生活をより豊かにするような企業が沢山入っているのですが、代表的な企業で言うと私たちの生活のも身近で馴染みのあるアマゾン、ウォルトディズニー、スターバックス、ナイキなど。実はこのセクター、リーマンショック後から驚くような成長を続けています。セクターごとに取引できるETFというのが存在するので、S&P500ではなく好調なセクターに狙いを定めてより高いリターンを狙いたい!という方にはそちらがおすすめ。アメリカの一般消費財セクターが取引出来るETFの中ではSPDR(スパイダー)ブランドのXLY(一般消費財セレクト・セクター SPDR® ファンド)が最大です。ちなみにリーマンショック後の値動きがこちら。

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2009年に15ドルだったのが今では78.5ドル!日本にいると実感が湧きませんが、世界に目を向けると成長している金融商品はあるんだということが良くわかります。

 

2016年上半期のS&P500には、10%成長どころか20%以上、むしろそれ以上、もっともっと成長した銘柄もこんなにあります。

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半年で104.3%成長ってどういうこと!?と思いますよね。東証1部に上場している全銘柄を見てもこんなに成長している銘柄は存在しないかもしれません。このNewmont Mining Corp、金鉱株の代表的な銘柄で、アメリカ最大の金を産出する企業です。去年は全体的に弱含みだった金鉱株が、何を隠そう、今年は年初からの金の価格の上場の恩恵で、関連する企業は軒並み好パフォーマンス。

 

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金の価格はイギリスのEU離脱のニュースが出てから一段高しているので、金鉱株の強さも当分は継続すると思われます。

え?日本はどうかって?

日経平均株価の225銘柄で見ると、同時期に30%以上成長した銘柄はたったの2銘柄しかありませんでした。。。ちなみに、30%以上下がった銘柄なら225銘柄中61銘柄もありましたよ(小声)

下半期はどうなるか、楽しみですね★

  

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