金曜日の雇用統計について

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7月8日(金)に6月の雇用統計が発表されます。

非農業部門雇用者数のコンセンサス予想は17万5千人です。因みに過去の数字は下のグラフのようでした。

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過去1年間の平均値は20万人です。

なお5月は3万8千人と「あっ!」と驚くほど少ない数字だったわけですが、過去にこのように極端に少ない数字が出た翌月は、大きな数字になるケースが多かったです。

さて、6月23日に英国で国民投票が実施され、予想に反してEU離脱派が勝利しました。もし英国が本当にEUを離脱するとなると、長期に渡って不確実性が発生します。それはイギリスのみならず欧州全体の景気を圧迫する懸念があります。

そのようなリスクを前にして、連邦準備制度理事会(FRB)は利上げに一層慎重になるというのがコンセンサス予想になっています。

下はフェデラルファンズ・レートの先物から逆算される、今年最後である12月14日の連邦公開市場委員会(FOMC)でのFFレートの確率を示したグラフです。

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黄色が直近の市場の期待をあらわす数値ですが、利上げの確率は13.7%に激減していることがわかります。これに呼応するかたちで、10年債の利回りも今日は1.37%という最安値をつけています。

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これらのことが何を意味するか? ということですが、債券市場の参加者は強気一色になっていることを示唆していると思います。

もし今回の非農業部門雇用者数の数字が強かった場合、すっかり「買い安心」になってしまっている債券市場にショックが走ることも予想されます。その場合、ドルが急騰する可能性もあると思います。

このように今回の雇用統計の発表はサプライズが出やすいと思うので、気を付けてください。

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