12月の製造業購買担当者指数のまとめ インド、フランス、ドイツが好調 仕入れコスト上昇プレッシャーも

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12月の製造業購買担当者指数のまとめ

12月の製造業購買担当者指数が出揃いました。
世界の製造業は絶好調です。新興国ではインドの指数の急伸が目立ちました。先進国ではフランスやドイツの好調が印象に残りました。また、仕入れコスト上昇プレッシャーが幅広く見られた点も見逃せません。

 中国

中国の12月の財新製造業購買担当者指数は51.511月の50.8から上昇しました。

生産ならびに新規受注が増加しました。
とりわけ輸出向けが好調でした。その反面、雇用は減少しました。受注残は増加しています。企業の購買担当者は材料の購買を増やしています。仕入れコストも上昇しました。完成品の納期は政府による環境保全検査の関係で長くなっています。

インド

インドの12月の製造業購買担当者指数は54.7でした。これは201212月以来の高値です。

生産、新規受注の強さが目をひきました。
企業は雇用も拡大しています。仕入れコストは上昇しており最終製品への価格転嫁もすんなり出来ています。物品サービス税(GST)の導入による仕入れコスト上昇プレッシャーは未だ続いています。

ブラジル

ブラジルの12月の製造業購買担当者指数は52.4でした。

新規受注、生産ともに高水準ですがペースはやや衰えています。雇用は拡大中です。仕入れコストならびに最終製品の価格の上昇は緩和しています。

ロシア

ロシアの12月の製造業購買担当者指数は52.0でした。

生産、新規受注ともに堅調でした。受注残は横ばいでした。材料仕入れコスト、最終製品価格は軟化しています。

ユーロ圏

12月のユーロ圏製造業購買担当者指数は60.6と強かったです。

特にフランスの製造業購買担当者指数は58.8で、これは20009月以来の高い水準でした。生産、雇用指数がとりわけ強かったです。 

フランス以外では、ギリシャ(53.1)、アイルランド(59.1)、ドイツ(63.3)、オーストリア(64.3)が好調でした。

ドイツ

ドイツの12月の製造業購買担当者指数は63.3でした。

これは2011年初頭の高値にほぼ匹敵する水準です。また新規輸出受注に関してはマークイット製造業購買担当者指数の調査が始まって以来、22年で最高でした。受注残も増えており、企業はそれに対応するため急いで雇用を増やしています。生産キャパシティはひっ迫しており、それが価格上昇プレッシャーを生んでいます。

米国

12月の米国のISM製造業景況指数は59.7でした。

新規受注、生産、輸出入がとりわけ強かったです。下は新規受注のチャートです。

次は生産のチャートです。

最後が輸出・輸入のチャートです。

まとめ

世界の製造業は絶好調です。
とりわけインド、ドイツ、フランスの強さが目立ちました。アメリカも強い数字だったのですが、過去最高水準とまでは行きませんでした。新年に入って、少しドル安になっているのですが、それはアメリカ経済に陰りが見えたということではなくて、ドイツ、フランスなどの製造業がアメリカ以上に絶好調なことによります。