雇用統計のまとめ

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非農業部門雇用者数

5月の非農業部門雇用者数は予想19万人を上回る22.3万人でした。

過去1年間の平均は19.1万人でした。

セクターの内訳を見ると小売は3.1万人の雇用を創出しました。雑貨店(1.3万人)、園芸用品店(6千人)などの増加が目立ちました。特に園芸用品店は4月が異常気象で寒かったことの反動で雇用が増えたと思われます。過去1年間の小売セクターの雇用創出は12.5万人であり、アマゾンに代表されるネット通販の台頭で小売業が苦しいと言われている割には、雇用はそれほど影響を受けてないことが印象付けられました。 

ヘルスケアは5月に2.9万人の雇用を創出しました。これは過去1年間の平均に近いです。建設は5月に2.5万人の雇用を創出しました。過去1年間では28.6万人の雇用が創出されました。このほか、幅広いセクターで雇用の増加が確認されました。

なお3月と4月の非農業部門雇用者数は下のように改訂されました。

 

失業率

一方、失業率は予想3.9%に対し3.8%でした。


女性の失業率は1953年以来最低の3.6%でした。

 

労働力率

労働力率は62.7%でした。

強いて言えば労働力率は低い水準のままで推移していると言えます。ただこれはベビー・ブーマー世代が引退するというような人口動態的な要因も含まれていると思います。

 

賃金

注目された平均時給は+8¢でした。

これは今年に入ってから最も高い伸びでした。

 

まとめ

これらを総括すると、米国の雇用市場はしっかりとしており、賃金にもようやく上昇の兆しが出ています。613日の連邦公開市場委員会では大方の予想通り米国の政策金利であるフェデラルファンズ・レートが0.25%引き上げられ2.00%になるのは確実と見られます。