6月15日の連邦公開市場委員会の予想

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■予想

米国の政策金利を決定する会合は連邦公開市場委員会(FOMC)です。次のFOMCは6月15日に終了し、閉会後声明文が発表されます。私の予想では0.50%の利上げが発表されると思います。

6月から始まっている連邦準備制度総資産の圧縮、いわゆるQTに関しては6月が475億ドル、その後だんだん増額し3か月後には毎月950億ドルの減額ペースへ持ってゆくことが既に発表されていますが、このスケジュールには変更は加えられないと思います。

■市場の意見は二転三転

先週発表された5月の消費者物価指数が前年同月比+8.6%と過去40年で最悪だったことを受けてトレーダーたちは(FRBはサプライズで大胆な利上げを仕掛けてくるのではないか?)と予想しはじめています。

それを反映してフェデラルファンズ先物から逆算される利上げシナリオは

6月15日のFOMC 0.50%
7月27日のFOMC 0.75%
9月21日のFOMC 0.50%

となっています。言い換えれば6月15日の記者会見で「次は0.75%利上げしますのでよろしく!」ということが表明されると市場関係者は見ているわけです。

私はむしろ「次の4回のFOMCで毎回0.50%の利上げを行う」というような、粛々とした利上げを行う考えが表明されるように思います。それというのも最近のFRBの考え方として(突拍子も無い金利政策を発表してもその効果は限定的であり、むしろ数回に渡り同じ利上げを繰り返すことで市場参加者の期待に働きかける方が効果的だ)という考え方が主流になりつつあるからです。

■経済予想サマリー

今回のFOMCでは声明文に加えて経済予想サマリーが公表されます。ちなみに前回、すなわち3月に公表されたFRBメンバーのコンセンサス予想では2022年末のフェデラルファンズ・レートの予想は1.9%となっています。これは現在織り込まれているコンセンサスシナリオ(3.25~3.50%)に照らして明らかに低いのでこの数字が今回どのくらい上昇するかが注目されます。

(出典:FRB)

 

■まとめ

今回のFOMCではこれまで表明されてきた通り0.50%の利上げが行われると思います。一部市場参加者が予想しているような0.75%の利上げはほのめかされず、むしろ0.50%のペースをしばらくの間堅持するというガイダンスが出されるように思います。それは蛇の生殺しのようなしんどい相場が当分続くことを意味し株式にとっては余り好ましい展開ではありません。