6月の消費者物価指数は+9.1%と予想より悪かった

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

■消費者物価指数

7月13日に発表された6月の米国の消費者物価指数は前年同月比+9.1%と予想の+8.8%より悪かったです。

(出典:セントルイスFRB)

 

今回の価格上昇はガソリン、家賃、食品など幅広い項目に広がっています。特にエネルギーは前月比+7.5%と大きく上昇しており指数全体の上昇原因の半分を占めています。なかでもガソリン価格は前月比+11.2%でした。

一方食品と家賃は前月比+1.0%でした。

食品ではバター、砂糖、スイーツなどの値上がりが顕著でした。さらにシリアルとベーカリー製品も+2.1%の値上がりを見ました。とりわけ小麦粉価格はウクライナ戦争の影響で+5.3%ジャンプしています。

外食コストの値上がりよりも自炊する際のコストの値上がりが著しかったのが目を引きました。

とにかく消費者物価指数が前月比で近年としては最高のペースで上昇しているうちは連邦準備制度理事会(FRB)は金融引締めの手を緩めることなどありえないと思います。

(出典:労働省労働統計局)

 

食品とエネルギーを除いた、いわゆるコア指数は前月比+0.7%の上昇でした。5月、4月はそれぞれコア指数は+0.6%だったのでコア指数の上昇も加速したというわけです。細目を見ると家賃、中古車、医療費、自動車保険などが上昇しています。

■市場の反応

今日の発表を受けて市場参加者は足元の金融引締めが一層きつくなることを織り込み始めています。7月の連邦公開市場委員会(FOMC)では1.00%、9月のそれでは0.75%の利上げが織り込まれています。

■アク抜けには程遠い

市場参加者は度重なる利上げを予期しています。その意味では利上げの材料は織り込み済みとも言えますがセンチメント指標を見るとVIX指数も低位ですしセンチメント指標全般に中途半端な水準をウロウロしています。株式が底入れするとは考えにくいです。