12月の雇用統計の結果と今後の見通し

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非農業部門雇用者数

126日(金)に201612月分の雇用統計が発表されました。まず非農業部門雇用者数は156千人でした。

非農業部門雇用者数(千人、米国労働省統計局)

これは予想を若干下回る数字だったのですが、その分、10月と11月の数字が差し引きで19千人上方修正されたため、トレンドとして雇用は順調に伸びていると言えそうです。

 

失業率

失業率は予想に一致する4.7%でした。

米国失業率(%、米国労働省統計局)

労働力率

また労働力率は11月と変わらずの62.7%でした。

米国の労働力率(%、米国労働省統計局)

平均時給

今回の雇用統計で一番話題になったのは平均時給で、+10¢でした。

平均時給(ドル、前月比、労働省統計局)

前回、この数字が-2¢と弱かったので、それをどう評価するか? ということを巡りいろいろ意見が出ました。

 しかし今回の数字が強かったので、均してみると賃金は着実に上昇傾向にあると判断して良さそうです。

 

連邦準備制度理事会の今後の動き

さて、連邦準備制度理事会(FRB)の今後の動きですが、21日の連邦公開市場委員会(FOMC)は記者会見が無いため、(利上げは無いだろう)と考えている投資家が殆どです。

 

実際、米国の政策金利であるフェデラルファンズ・レートの先物の取引価格から逆算される利上げ確率を見ても、98%の確率で、現行の政策金利である0.75%が維持されるというシナリオが織り込まれています。

2017年2月1日のFOMCでのFFレートの確率

市場参加者の関心は、FRBではなく、もっぱら120日のドナルド・トランプの大統領就任式に集まると思われます。