やさしいFXの税金計算~利益を残して税金を少なくする方法

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FXは利益がでると、原則的に確定申告をして税金を納めなくてはいけません。
せっかく稼いだのに憎いぞ、税金。そう思うあなた、FXで儲けるために頑張れても、税金と聞くとよく分からないし、事務的に済ませてしまおうと思っていませんか?税金のことを少し知るだけで得する情報があるんです。

この記事では、FXの税金の計算方法と、いかに利益を残して税金を少なくするかをご紹介しています。

目次

1.FXの税金はいくら?

FXの税金にいくらかかるのか、答えは、利益の約2割です。
ここでは、FXの税金計算、FXの利益にはどういうものがあるのか、売買のどういうタイミングで税金が発生するのかをご紹介します。

 

1-1.FXの税金は、利益の約2割

FXの税金は、とっても簡単です。

FXの税金=FXの利益 × 20.315%
※所得税+東日本大震災復興特別税:15.315%、住民税:5%

利益の大体2割が税金です。この式を分解して、FXの利益を詳しく見ていきましょう。

 

1-2.FXの利益は、為替差益と金利(スワップポイント)2つある

売買して得る「為替差益」
FXで稼ぐ方法は、2種類あります。1つは、動いて稼ぐ方法。つまり、売買をして為替の利益を得る為替差益のことです。例えば、ドル円が1ドル=100円のときに買って、101円のときに売れれば1ドルで1円の利益になります。仮に、1万ドルで売買した場合は利益は1円の1万倍、1万円を稼ぐことになります。

 

貯めていく「金利(スワップポイント)」
もう1つは、貯めて稼ぐ方法。これは、FXにはスワップポイントといってポジションを持ち続けることでもらえる金利があり、売買するのが苦手な人にもおすすめの稼ぎ方です。

例えば、スワップポイント狙いの人に人気の豪ドル円を買うと1日約30円前後の金利が付き、持てば持つほどスワップポイントは貯まっていきます。

 

このようにFXの利益=為替差損益±スワップポイント、2つを合わせた金額です。
(余談ですが、今年来年と金利上昇が期待されるドル円の金利も1日20円前後と悪くなく、スワップポイント狙いでも取引可能な通貨です。)

 

1-3.為替の利益は、売るまで課税されない

FXの売買によって得られる為替差益の課税は、ドルを買って売るまで、ドルを売りから取引したら買い戻すまで課税されません。

仮に、ドルを買ったまま1年2年と持ち越す間は、損益が確定しないため課税も確定申告も必要ありません。

 

1-4.スワップポイントの課税は会社によってちがうので注意!

FXで得られるスワップポイントの課税は、少し注意が必要です。

例えば、毎日口座に入金される分はその都度課税される会社もあれば、為替差損益と同じタイミングで買って売るまで、または、売りから取引して買い戻すまで課税されない会社もあります。

スワップポイント狙いでFXを始めたい方はぜひ口座開設の前に確認してみましょう。

 

2.確定申告がいらなければ、FXの税金を支払わずに済む

「1.FXの税金はいくら?」では、FXの税金計算をご紹介しましたが、そもそもFXで確定申告が必要なければ税金も納める必要ないということも併せてお伝えしなければいけません。

どうして確定申告もいらなくて、FXの税金を支払う必要もないのか?

確定申告は「所得がいくらかであるのか申告すること」と「税金を納めること」をセットで指しますが、確定申告には、絶対申告しなければいけないラインとしなくてもいい(=免除される)ラインがあります。

確定申告をしなくても税金が源泉徴収される所得もありますが、FXは確定申告してはじめて税金も確定します。

つまり、確定申告が免除される範囲内なら、FXで儲けても確定申告は必要なく、税金の支払いもしなくていいのです。

 

2-1.利益を20万円以内に抑えれば納税不要。しかも最大4万円得をする

あなたが年末調整をしているサラリーマンなら、給与・退職所得以外の所得が20万円以下までは確定申告が免除されます。

もし副収入がFX以外にもある場合は合算になりますが、仮に、あなたの所得が給与とFXだけの場合、FXの利益が20万円以下なら確定申告は不要です。

FXの利益が20万円の場合、税金は約4万円ですので確定申告をしなくて済むようにすることで、税金を支払わず、さらに支払うはずだった約4万円の税金が浮く=得をすることになります。

 

ちなみに、次の方はFXで儲けると、その金額に関係なく確定申告が必要です。
年収2000万円超のサラリーマン、個人事業主、パート・アルバイトで年間38万円超稼ぐ主婦(扶養家族)など

 

2-2.FXでわずかに20万円超えるなら、あえて少しだけ損切りしたり、書籍を買うのも有効

年末調整だけで確定申告はしたくない。しかし、取引が好調で1月~12月末までの損益合計が20万円を超えてしまいそう。そういうサラリーマンの方は、あえて年末までに20万円以内に収まるように損を出すことで確定申告をなしにするのもいいでしょう。

また、後の必要経費で詳しくご紹介しますが、FX関連の書籍を買って20万円以内に調整するという方法も有効です。これなら勉強道具が増え、確定申告も税金を支払うこともなく3度お得ですね。

 

2-3.FXでの利益を追求しながら、税金とうまく付き合うために

確定申告をしてもいいからFXで利益を追求したい、でも出来るなら税金は抑えたい。そう思うなら、FXで課税される利益は何か、どうやって税金が決まるのかを知り、そのうえで税金を抑えるコツに目を向ける必要があります。次の3章に進みましょう。

 

3.必ず抑えておきたい必要経費と損益通算

 

3-1.必要経費を利用して税金を抑えよう!経費のこんな時あんな時

ある目的を達成するために必要とした費用を「必要経費」といいます。FXでは、この必要経費とFXの利益を差し引いて税金を少なくすることが認められます。

FXの必要経費の例としては、取引手数料やFX関連の書籍代、セミナー参加費用や交通費が該当します。必要経費に決まったルールや上限はありませんので、自分がFXに使った経費だと思えば基本的にOKです。ただし、税務署で確認されることもあるもあるので領収書は全部残しておきましょう。よくある疑問を2つご紹介します。

20161007_tax1

↑は確定申告の際、申告書と一緒に提出するFXの利益の明細書の例。必要経費は経費の欄に書けば、それでOK。
領収書を添付する必要はありません。(手元で保管はしてください。)記入するスペースが限られるので細かな費用は合算して「雑費」などと記入しましょう。

 

3-1-1.新聞代は経費になりますか?

新聞は、FXのために購読する人もいますが、FXをしなくても読む人がいますので経費としては何のために支出したのか曖昧な費用です。

「プライベートですよね?」「(ほんとに)FXのための費用ですか?」という税務署の指摘を避け理解してもらうためには、購読料の全部ではなく一部だけ経費にするなどの工夫をしましょう。

 

3-1-2.月額で自動売買のシステムを購入しています。経費で落とせますか?

はい、支払った年間の費用を計上してください。領収書を発行してもらえる場合は保存し、無い場合はメール等での購入履歴を残しておくとよいでしょう。

 

3-2.損益通算できるものを探してみよう!

課税される利益を抑えれば税金は少なくできます。FXの利益を少なくできる損失を探してみましょう!

 

3-2-1.他社のFXとの通算OK!(できる!)

複数の会社でFXを取引していて、A社では利益が出ているけれどB社ではマイナスになったという場合、A社とB社の損益を通算してOKです。FXの課税は1社ごとではなくまとめて行いますので放置している口座がないか見直してみましょう。もしかしたら、支払う税金が少なくなるかもしれません。

 

3-2-2.日経225先物、商品先物、CFD取引との通算OK!(できる!)

FXと損益を通算できるものは、実は多くありません。その中で可能なのが、日経225先物、商品先物、CFDに該当する取引などです。税法上FXの仲間(先物取引等といいます)とされているので、これらの損益は通算することができます。

20161007_tax3↑CFD取引かどうかは、取引概要やルールで確認できることが多いです。
取引している会社ホームページをチェックするか問い合わせてみましょう。

 

3-2-3.株や投資信託との損益通算はNG(できない!)

FXは、株式や投資信託と損益通算することができません。これは、FXが「先物取引等」に分類され、「上場株式等」に分類される株式や一般的な投資信託とは課税方法が違うためです。

 

3-2-4.給与との損益通算はNG(できない!)

FXは、給与との損益通算ができません。もしFXで損してしまった場合、税金の還付(支払った税金が戻ってくる)は期待できません。

 

4.ちょっと挑戦したくなる税金対策

税金対策と聞くと、何か特別なテクニックや知識をイメージしますが、合法的でまったく難しくない方法があります。利益を残して、税金を抑える簡単な方法をご紹介します。

 

4-1.どんな所得でも非課税にできる「寄付金控除」を利用しよう

国や地方自治体、認定NPO法人や政治団体などに寄付すると、寄付した金額の2,000円を超える部分が非課税枠として利用できる税制優遇があります。社会貢献を実現しながら、無理なく税金を抑えることができる仕組みをご紹介します。

 

4-2.「ふるさと納税」なら確定申告が不要。高級和牛やくだものなどの楽しみも

最近はテレビCMなどでも目にして人気がすごい「ふるさと納税」。ふるさと納税サイトをのぞくと高級和牛やくだもの、お米や旅行などに金額がついており、それが地方自治体への寄付金額をあらわします。

商品を選んでカートに入れると、まるで買い物をするかのように寄付することができ、「ワンストップ特例制度」を利用すれば、確定申告をしなくても寄付した金額の2,000円を超える部分が住民税から戻ってきます。お手軽に寄付金控除を利用したい方は、ふるさと納税サイトを利用して寄付・税金対策をしてみましょう!

 

4-3.自己負担なし、FXで貯めたポイントを寄付に利用して税金の一部がを非課税にできる仕組みがある

FXを取引するとポイントが貯まり、そのポイントを寄付に利用して社会貢献と税制優遇を同時にできるFX会社もあるってご存知ですか?このポイントを寄付することで「寄付控除」という仕組みが利用でき、、さらにFXの税金を抑えることもできるでしょう。業界初の試みとして話題のFX×社会貢献、興味のある方は、「FX 寄付 社会貢献ポイント」で検索してみてください。

 

5.さいごに

いかがでしたか?FXの税金を理解できたら、あとは売買に集中するだけ!
あなたのFX取引が充実することを祈っています!

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